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Hope on Southwind ~進取の精神を未来へ繋ぐ~

高知南高校閉校に寄せて
勤務先有限会社 合田呉服店
卒業年度1992年度高校卒

高知南高校4期生の合田国生と申します。

高知南中高が閉校するということで、とても寂しく思っております。しかし同時に、人生の中で大切な学生生活のうちの3年間を、南高校で過ごすことができて、本当に良かったと思っています。

私が入学した頃は中高一貫ではなく、まだ高校のみの学校でした。それでも1学年500人を超える生徒がいましたので、3学年で1500人以上の学生がいたと思うと、今からは考えられないほど子供が多かったんだと驚きますね。

入学した時、

エレベーターがある!

体育館が2つある!

宿泊施設がある!

コンピューターを使う授業(情報)がある!

など、県立高校の中では最新鋭の設備だったと記憶しています。

学校の周辺はといえば、当時はまだ「わんぱーくこうち」ができておらず、観覧車が少しずつ完成してく様子を、毎日、運動場から見ていたのを覚えています。

この高校3年間で出会った先生方、友人たち、先輩後輩…それぞれとの思い出が今の私にとって基礎となっております。私は進学コースに在籍していたのですが、高校卒業後は、家業を継ぐために大阪の会社に就職しました。それを応援してくれた先生方には何より感謝いたしております。そのおかげで、何事にも一生懸命な【今】があります。

1年生の3学期に行った修学旅行のスキー研修中に、同級生が亡くなってしまったことはとても悲しい記憶として残っておりますが、勉強にスポーツ、クラブ活動、恋をしたこと、そして友人たちと楽しく過ごした思い出は、これからも色褪せることはありません。

クラスが多かったこともあり、同級生全員の顔と名前を憶えているわけではありませんが、大人になった今、南中高出身の人と会うと、”南の卒業生”というだけで親近感を覚えます。同じ学校を卒業した仲間であり、同志のように思うからでしょうね。母校が閉校してしまうのは残念ですが、南高校の卒業生としてこれからも胸を張っていきたいと思います。

この南中高を卒業された沢山の卒業生にとって、母校での思い出が素晴らしいものでありますように!